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第9回資料保存シンポジウムのお礼

         ご参加 ありがとうございました。

             情報保存研究会(JHK)・公益社団法人日本図書館協会 共催


情報保存研究会(JHK)と公益社団法人日本図書館協会は、これまで8回に渡り、資料保存というテーマでシンポジウムを開催してまいりました。おかげさまでいずれもご参加の方々からはご好評をいただきました。 9回目を迎えた今回のシンポジウムは、「後世に伝えるための資料保存とデジタルアーカイブ ―資料の保存と今後の展望―」というテーマで開催いたしました。
今回は国立公文書館 加藤館長の基調講演と特別講演として関西大学総合情報学部 准教授 研谷紀夫氏、東京都立中央図書館資料保全専門員 眞野節雄氏の2名の講師の方々より、日々取り組んでいる課題についてお話をしていただきました。 また、ご好評をいただいています資料保存実用講座もシンポジウムの後半に設け、資料保存にかかわるさまざまなツールやシステムなどについて、出展企業から総合的にプレゼンテーションをさせていただきました。

              
  
 

テーマ   「後世に伝えるための資料保存とデジタルアーカイブ」
              -資料の保存と今後の展望-

 

開催日   2015年10月5日(月)  9:50 ~ 18:00

 

        参加費:無料  定員:200名  座席:自由
        会場:一橋大学 一橋講堂中会議場 (学術総合センター2階)
        東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内
        地下鉄神保町駅より徒歩4分・地下鉄東西線竹橋より徒歩4分

          

基調講演 「公文書の重要性と次世代に伝えていくことの大切さ」
  13:15~14:00 国立公文書館 館長 加藤丈夫氏

                                    

 わが国の公文書館はその設立の経過によりさまざまな役割を担っているが、公文書館としての最も重要な機能は、国や 自治体が作成した公文書を大切に保存・管理し、これを広く国民の利用に供することである。すなわち人々の暮らしに影響を及ぼす社会の決まり(法律や政令・条例など)について、その内容とそれが成立した経過を次世代の人たちが検証できるようにする仕組みが民主主義を支えるということである。  近年わが国でも公文書管理の重要性が認識されるようになり、2011年には公文書管理の基本ルールを定めた「公文書管理法」が施行されたが、欧米の先進諸国に比べればその体制はかなり立ち遅れており、この充実に取り組むことが喫緊の課題となっている。この中で保存資料のデジタル化を進め、インターネットを通じて「だれでも、いつでも、どこでも自由に利用できる仕組み」を作ることは体制整備の中心テーマとなるが、これを推進するには国や地方公共団体をはじめ民間の企業や学会その他の団体相互の緊密な協力が必要となる。

 

特別講演 「表象文化研究とデジタル文化資源」
  10:00~10:50 関西大学総合情報学部 准教授 研谷紀夫氏

                 
  

 日本では古代から現代に至るまで、豊かなヴィジュアル文化を育んできており、平安期の王朝絵巻や、近世の浮世絵だけでなく、現代の絵画、写真、映画、マンガ、アニメーション、ゲーム、VRなど、膨大なヴィジュアル文化資源の蓄積がある。こうしたヴィジュアル文化に関する研究は、これまで美術史学の分野で扱われることが多かったが、近年では表象文化研究やヴィジュアルスタディーズなど、より幅の広い観点から、学際的な研究が進められています。  一方、こうしたヴィュアル文化資源のデジタル化と公開が様々なところで取り組まれており、今後は多様な研究分野において活用されることが期待されています。  本発表では、近代のヴィジュアル文化資源の一つである「写真」を対象とする、最新の研究動向を踏まえ、「写真」に関するデジタル文化資源が様々な研究に活用されるために、どのようなかたちで情報化がなされ、どのように活用されるべきかについて解説します。
 (講演レジメ/PDF) 

 

特別講演 「大津波からよみがえった郷土の宝
              -陸前高田市立図書館 郷土資料の修復-」

  11:00~11:50 東京都立中央図書館資料保全専門員 眞野節雄氏

                 
    

 都立中央図書館では、東日本大震災により被災した岩手県陸前高田市立図書館所蔵の郷土資料を修復しています。 昨年、当セミナーで「災害から資料を守り、救うために」と題して、都立図書館の「資料防災マニュアル」について報告させて いただきました。その際に、この陸前高田市立図書館のことにも少し触れましたが、その後、今年3月、第1次として受け入 れた被災資料の修復が終わり、陸前高田市立図書館に返還しました。今回は、その救出から返還までの過程、特に修復過 程を詳しく報告します。そして、そのなかから見えてきた、図書館資料を保存することの意義、現物を残すことの意味を考え てみたいと思っています。
 (講演レジメ/PDF) 

  なお、第1次受入資料の返還を記念して記録動画を製作しました。
「大津波からよみがえった郷土の宝―陸前高田市立図書館郷土資料の修復」(15分)
 (日本語版)  https://www.youtube.com/watch?v=2YT0uGFYhAc
 (英語版)   https://www.youtube.com/watch?v=q4M-N3K3IpY

   

企業展示と資料保存実用講座
  14:10~17:30 情報保存、修復、デジタル化のエキスパートが日頃の技術を発表しました。

                 
    

 今年も企業展示コーナーを設けて参加者と企業の技術員が具体的な話を展開していました。また、展示に出店できなかった企業のカタログを集めた「カタログコーナー」を作りました。プレゼンテーションでは情報保存、修復、デジタル化のエキスパートが日頃の技術を発表しました。

 

 

後援・・・多くの後援を頂きました。心より感謝いたします。

  全国歴史資料保存利用機関連絡協議会、国立大学図書館協会、私立大学図書館協会、
 文化財保存修復学会、ARMA東京支部、企業史料協議会、記録管理学会、
 全国大学史資料協議会、日本アーカイブズ学会、日本写真学会、専門図書館協議会、
 アート・ドキュメンテーション学会、デジタル情報記録管理協会(順不同)





 

過去のシンポジウムの内容は「イベントと記録/過去のセミナー・イベント」のページをご覧ください。



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